『自分の秘密 才能を自分で見つける方法』〜答えは自分の中にある〜
「自分のルーツはいったいどこにあるのか?」
いくら「自分」を探しに外を歩き回っても、
外に都合良く落ちていることはありません。
そう、答えは「自分の中」にあります。
元仕事仲間の畠山勇一氏が紹介してくれた本
『自分の秘密 才能を自分で見つける方法』 北端 康良(著)
をむさぼり読み、僕も自分と向き合いました。
Amazon.co.jp: 自分の秘密 才能を自分で見つける方法: 北端 康良: 本
目次
① 切望感とは?
②「ある体験」と「ない体験」
③ 感情の動きに注目する
まとめ
①切望感とは?
才能の源泉には、切望感がある (p.11)
と著者の北端康良氏は述べています。
切望感 とは、
「単なる表面的な欲求」ではなく、
「人生のルーツに根付く欲求」
北端康良氏は歴史上の偉人や現代の成功者の「才能の秘密」を研究し
独自の理論『才能心理学』を体系化し、才能開発のプログラムを開発しました。
理事長 北端康良 プロフィール | 一般社団法人 才能心理学協会
本書の前半では、
スティーブ・ジョブズ、 レオナルド・ダ・ヴィンチ、ジョン・レノン
ココ・シャネル、ウォルト・ディズニー、ウォーレン・バフェット、ゴッホ
などの人物を取り上げ、それぞれ
「どんな切望感を抱いていたか」
を解き明かしていきます。
②「ある体験」と「ない体験」
切望感を生むのは
過去の「ある体験」もしくは「ない体験」
何が「ある」のか「ない」のかは、人によって違う。
しかし、彼らの人生に「あった」こと、もしくは「なかった」ことが
彼らに大きな影響を与え、才能の源泉になっている。(p.151)
例えば、
・スティーブ・ジョブズ 、ココ・シャネルには「家族・居場所」がなかった
・ゴッホには「愛」と「承認」がなかった
・本田宗一郎には夢中になる「機械」や彼を愛してくれる「家族」があったが
友や社会に受け入れてもらうための「社会的な裏づけ」がなかった
・坂本龍馬には「お金」「家族」あったが、身分制度の中では「地位」がなかった。
「ある人」「ない人」にはそれぞれ次のような特徴があります。
「ある人」:長所を見つけるのが上手い → 維持し、広げる人
「ない人」: 斬新な発想と短所を見つけるのが上手い → 変革し、創り出す人
その人の人生において最もインパクトのあった「ある・ない」体験、つまり
「満ち足りない気持ち」や「追い求める気持ち」が
原動力となります。
「僕の源泉」は
見下されたり、バカにされたり、イケてるグループに入れなかったり
モテなかったり、臆病で主張できなかったり
「 認められなかった 」という【ない体験】
『 悔しさ 』からくる「認められたい」、「好かれたい」という気持ちが
自分の行動の大きなエネルギー源になっているんだと思います。
③感情の動きに注目する
では、どうやって自分の「切望感」を掘り出すのかと言うと
キーになるのは「感情の動き」です。
同じ体験を共有したとしても、
それに対し、「感情がどう動いたか」は人によって違います。
そして、その感情から何を考え、どう行動したか
【 感情→思考→行動のプロセス 】を書き出してみるとよいです。
そして、上記に上げた偉人達は、表面的には違う行動だとしても
「同じプロセスを繰り返してきた」人達です。
才能ある人物とは、「くり返し」という一貫性を持ち、
そこにすべてのエネルギーを注ぎ込んだ人なのです。(p.187)
僕の場合、次のような「感情・思考・行動のパターン」がよくありました。
感情:くやしい、情けない、自分への怒り
↓
思考:そんな自分を認めたくない、ここで終わってはいけない
↓
行動:「行動の量」と「フットワーク」でカバーしようとし突っ走る
自分と向き合うことは、心苦しいことかもしれませんが
自分の「能力の源泉」を見つけるためには通らなくてはならない道
まとめ
冒頭で、答えは自分の中にあり、外にはないとお伝えしました。
ただ、外に向かって「行動」していかなければ、
自分の才能を見いだすことも、活かすことは難しいと思います。
世界を変えた人々は、「感情」と「思考」を行動に移した人。(p.184)
「自分が何をしたいのか分からなくなってしまった人」
「自分と本気で向き合いたい人」
「自分の本当の心の声を聞いて、生きていきたい人」
にオススメの1冊です☆