坂下春樹の妄想ラボ

あなたの想いを整理してシンプルで響く言葉に結晶化するコピーライター/はじめの一歩を応援するコミュニティ「ドクラボ」プロデューサー

『一流の人はなぜそこまで習慣にこだわるのか?』 〜 在りたい姿に近づくために 〜

先日、語った『自分のミッション』の種

「コツコツ努力を継続し成長する楽しさを伝える」

 

「コツコツ努力を継続すること」

これはつまり

「良い習慣を身につけること」

に他なりません。

  

何事も「教わるなら一流に聞け」言うことで

 

小川 晋平氏、俣野 成敏氏の共著

『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? 』

をご紹介します。 

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 Amazon.co.jp: 一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?: 小川 晋平, 俣野 成敏: 本

 

著者の紹介

小川 晋平さん

出会いは小川晋平さんの主催する東京朝活読書会

29歳にして9社を経営する起業家で、

ご自身も東証一部上場企業のコンサルタントとして活躍。

毎朝4時に起き、年間数百冊の本を読み、成果を出し続ける『習慣化&自己管理の達人』

独立系コンサルタントのマーケティング事典

 

俣野 成敏さん

出会いは俣野さんと小川晋平さんの共同開催の起業セミナー。

東証一部上場企業にて、33歳でグループ約130社の現役最年少の役員に抜擢、

さらには40歳で本社償還、史上最年少の上級顧問に就任。

『プロフェッショナルサラリーマン』を筆頭に著作累計は20万部を超える。

プロフェッショナルサラリーマン育成のための私塾「プロ研キャンパス」を創設。

 

本書では、一流のお二人具体的な「習慣メソッド「ロジック」

分かりやすく紹介されています。

今回は、自分がまず取り入れようと思ったところ、気付きを得たところを

3つに絞ってご紹介します。

 

 目次

① 5秒ルール

② なぜ判断に迷うのか?

③ 本当の自己管理とは?

 

① 5秒ルール

 この項を読んで、トリンプ・ジャパン元社長の吉越 浩一郎氏の言葉を思い出しました。

とにかく仕事は前倒しでやっつける。

そうすることで仕事を「やらされている」という感覚がなくり、

仕事を片付けることに快感が生まれます。

『クラウド版 デッドライン仕事術』 〜クラウドのことはあまり触れずに感想を書いてみた〜 - 坂下春樹の妄想ラボ

 

仕事に関わらず、「前倒し」で取り組むことは

「目標達成の秘訣」と実感しています。

 

週のタスクだったら「週の前半」の内に

その日のタスクだったら「朝」の内に

早めに取り掛かると勢いがつき、意欲が増し、達成率も上がります。

 

その最もたるものを表したのが【 5秒ルール 】と僕は感じました。

「やる気の小さな炎」が付いた瞬間を見逃さずに

「すぐ手をつける」ことです。

 

人のやる気は5秒で終わると言われています。

(中略)

 やる気スイッチが入った瞬間を見逃さないで、

すぐにアクションを起こせば成果が期待できる(p.48)

 

「あとでやる」と言ったことは

「やらない」「ギリギリであわててやる」ことがほとんどではないでしょうか。

 

「すぐ手をつける」ときに、大事なのは

完璧にやろうせず、「ちょっとでいいから進めてみる」

ことだと思います。

腰が重かったものも、いざやってみると案外やる気がでてくるものです。

 

「1歩」でも進めておくと、「次の1手」のハードルが下がります。

 

0と1は大きな差です。 

 

 

② なぜ判断に迷うのか?

 

僕はよく判断に迷うことがあります。

と、同時に「その迷ってる時間がもったいないな」と感じています。

 

では、なぜ迷ってしまうのか?

「優柔不断な性格のせい」にして終わらせてしまいがちですが、

本書にはこう書かれていました。

 

判断を下すという行為は基準を考える行為でもあるのです。(p.99) 

 

つまり、判断の「基準」がぶれていたわけです。

 

本書では、基準を用いた思考法として【 マトリクス思考 】をオススメしています。

 

【マトリクス思考】とは

対極軸(基準)を2つ使う思考方法で

縦軸と横軸からなる4つの事象で物事を考えること

です。

 

言葉で説明すると、難しく聞こえるかもしれませんが

下記のような「シンプルな型」です。

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大事なのは、1つではなく「2つの軸」で考える、という部分です。

 

「好き ⇄ 嫌い」「やりたい  やりたくないか」

などの「感情面での軸」での判断は、多くの人が無意識にしていると思います。

 

そこに例えば、「成果が出る ⇄ 成果が出ない」などの軸を

加えると、考える角度が広がり、

より的確な判断へと繋がります。

 

1つの基準では消えてしまう可能性のある領域が、

基準を2つに増やすことで無限大に選択肢が広がります。(p.101)

 

「どんな基準を設けるか」が重要であり、難しいところでもあります。

最初から上手くできなくて当たり前。

実際に何度も試してみようと思います。

 

メモ

・まずは対極軸をいくつも書き出してみる

・頭の中だけで考えるのではなく、紙に書き出す

 

 

③ 本当の自己管理とは?

 

 本書を読んでかわったことの1つは

『 自己管理に対する考え方 』です。

 

これまで、『 自己管理 』に対し、

「仕事に穴を空けないために体調を管理すること」

「自分のスケジュールや身の回りの管理」

のような【面白くないけど、最低限やっておくべきこと 】というイメージ

を持っていました。

 

しかし、本書を読んで

自己管理は「自分の在りたい姿」に近づくためのもの

と改めて感じました。 

 

本来の目的を忘れ、手段を目的としてしまうことが

 自分でもよくありましたが、

何気なく行う「日々の習慣」だからこそ、

自分が向かう先を見ながら継続していこう

と思いました。

 

 

まとめ 

本書は、「本気でやる人」にとって即戦力になる本です。

 

そして、想像以上の「豪華特典」も含め、

著者お二人の『 GIVE(愛)に溢れた本 』だと感じました。

 

成長のステージによって、響く箇所もかわってくると感じたので

「この記事を書いておしまい」ではなく、

実践と検証を積み重ねていこうと思います。

 

ピンときた人は是非、手に取ってみて下さい☆☆☆

 

『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? 』小川 晋平 (著), 俣野 成敏 (著)

 『一流の人はなぜそこまで、見た目にこだわるのか? ~仕事力を常に120%引き出すイメージ戦略~』中井 信之 (著), 俣野 成敏 (著)

 『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか? ~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~』上野啓樹 (著), 俣野成敏 (著)