"不安"との付き合い方 ② ~不安と良いパートナーシップを築く~
先日書いた記事「"不安"との付き合い方 ①」の続編です。
前回は「不安への対処方法」として
・ 不安を紙(ノート)に書き出し
・ ツールなどを利用して"視点"をズラし
不安をかわいがることを提案しました。
今回お伝えしたい事を一言で言うと、
"不安"と良いパートナーシップを築こう
です。
気付きを与えてくれたのは水野敬也氏の
Amazon.co.jp: 夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神: 水野敬也: 本
水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」Powered by Ameba
目次
① 不安を敵と思う事なかれ
② 他人の不安を解消する
③ 不安は優秀なセンサーだ
① 不安を敵と思う事なかれ
『夢を叶えるゾウ』シリーズを既にご存知の方も多いでしょう。
『夢を叶えるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』の主人公は脱サラしたお笑いピン芸人。
しかし、芸歴8年目にして全く売れる気配がない。
そんな彼の前に突如現れた"ガネーシャ"という大阪弁のゾウとコンビを組むことになり、
お笑いのコンテストの優勝を目指していく、というストーリーです。
※詳細は→夢をかなえるゾウ2 活かす読書
さて、
不安に対して「ネガティブなイメージ」
をお持ちではないですか?
しかし、それはそう思っているから、そうなるのです。
不安に実態はない。
自分の不安に対する姿勢が、そのまま不安の大きさを決める。
だから、僕みたいに不安を感じやすい人間は、
不安を感じたときこそ、前に出なければならないんだ。(p.142)
不安を「敵」と捉えれば、「敵」となり
不安を「苦しみの種」と捉えれば、それはあなたを「苦しませる」
不安を敵視し、逃げれば逃げようとする程
不安は襲いかかってきます。
思い切って不安の中に飛び込んで
自分のできる限りのことをしていると、
不安はまるで幻だったかのように消える瞬間がある。(p.142)
逆に、不安を敵ではなく、世話の焼ける"相棒"くらいに考えてみる。
相棒の相手ばっかりしていると、相棒に振り回されることになります。
一定の距離を保ちつつ、
あなたはあなたの目指す方向へ勇気を持って進んでいけばいいのです。
② 他人の不安を解消する
主人公の貧乏の才能に惹かれ取り憑いていた「貧乏神」は
次のように主人公に語ります。
自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、
『困っている』という感情から抜け出すことができます。
そして、そのとき人は大きく変わります。
当たり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです
(p.186)
自分が困っているとき、周りを見る余裕がなくなりがちです。
でも、そんなときこそ
困っている人に目を向けられるの自分になりたいです。
自分が何か「不安を抱えている」とき、
周りで「不安を抱えている人」の不安を解消することは
自分の不安を解消することにも繋がります。
人の相談にのり、"不安の声"を聞いたとき
「大丈夫だよ」「心配ないさ〜」
とその人に声を掛けたとします。
その声を一番近くで聞いているの『自分自身』です。
相手への「励まし・応援のメッセージ」は
自分自身への「励まし・応援のメッセージ」でもあります。
自分が思うだけじゃなく、
「不安は敵じゃないんだよ」
と人にも伝えてあげましょう。
③ 不安は優秀なセンサーだ
僕は「不安を感じやすいタイプ」であると思っています。
「感受性が強く、繊細 」とも言えるかもしれません。
それ故、"生きづらさ"を感じることはありますが、
見方をかえると優秀なセンサー持っているとも言えます。
不安を感じやすく、色々なことが気になるからこそ
それが気遣いや工夫に活き、共感を生むことにも繋がります。
最後に、本書の中で一番響いたガネーシャの台詞をご紹介します。
最終的に成功する人間ちゅうのはな
『自分には才能がない』ちゅう『不安』を持っている人間なんや。
そういう人らが、人に意見に耳を傾けて、試行錯誤してくことで
最初の頃には想像もでけへんかったような成長を遂げるんや。
(中略)
聞く耳を持つんや。それが『成長』するための最大の秘訣やで
(p.79〜80)
まとめ
2回にわたり"不安"について書きました。
まず、ブログのネタになってくれたことに感謝したいと思います。
そして、これだけ"不安"と連呼しながら、不安な気持ちにならないのは
不安との付き合い方が上手くなったからかもしれません。
そして、これからも良い距離感で仲良くやっていきましょう^^笑